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悩めるギタリストに朗報。Rolandが楽器用のワイヤレスシステムを発表

今や素人もワイヤレスの時代!

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Rolandギター・ベース・電子楽器むけのワイヤレス伝送システム「WL-20」「WL-20L」「WL-50」を発売した。これらはBOSSブランドとして展開される。値段はオープン価格。

ギターを演奏するものであれば、誰でも一度はスタジオ練習やライブでのシールド接続の煩わしさを感じたことがあるはずだ。演奏中に突然音が出ないと思えば、ケーブルが劣化によって断線したり、パフォーマンス中にシールドが抜けていたなんてことは誰もが経験する。今回リリースされるWL-20シリーズは、そういったギタリストの悩みを解決してくれる製品だ。

「WL-20」と「WL-20L」は、どちらもコンパクトなトランスミッタ―とレシーバータイプだ。このうち、「WL-20」にのみシールド接続時の音質変化をシミュレートする機能がついている。これはパッシブタイプのギター向けの機能で、出力の弱いギター信号がシールドで変化する音をシミュレートすることで、より自然な音を再現するという。一方、電池が搭載されているアクティブタイプのギターや、ラインレベルの出力ができるキーボードなどではケーブルによる音質変化があまり起こらないことから、シールドトーンのシミュレータ機能がついていない「WL-20L」がおすすめされている。実売価格はどちらも1万8千円程度

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「WL-50」にはフットスイッチタイプのレシーバーが付属している。2種類のケーブルトーンシミュレータに加え、トランスミッタ―をスマートに充電できるドッキングボードとしての機能や、他のコンパクトエフェクタへの電源供給も可能エフェクターボードを使用する人であれば「WL-50」がぴったりだ。実売価格は2万円前後

Rolandは本製品のアピールポイントとして、接続の安定性とレスポンスの良さを挙げている。2.4GHz帯で動作し、最適なチャンネルを自動設定することで、音の途切れがない安定した通信を実現。また、レイテンシー(遅れ)は2.3ミリ秒と非常に小さく、シールド接続と変わらないレスポンスを得られる。さらに、同じ場所で14台同時に接続が可能であるため、大人数のバントでの使用や、周囲に別なライブを行うバンドがいても問題なく使用できる。

本製品は接続の簡単さも売りである。コンパクトなトランスミッターを楽器に接続し、レシーバーをアンプやエフェクターのジャックに接続すれば準備完了。送受信の設定も自動で約10秒で終わり、煩雑な設定は一切不要である。

シールドトラブルやワイヤードの煩わしさを感じるすべてのプレイヤーにおすすめの製品だ。