あの恐怖が"新化"して蘇る…『バイオハザード RE:2』が2019年1月25日発売!
ついに正式発表!バイオ2リメイク!
カプコンは本日のPlayStation E3 2018 Media Showcaseにて、バイオハザード2のフルリメイク作『バイオハザード RE:2』を発表した。対応機種はPS4、Xbox One、PCで、発売日は2019年1月25日だ。
原作となったバイオハザード2は、1998年に初代PSで発売されて以来、全世界で約500万本を売り上げた大ヒット作だ。のちにTPSとなりアクション要素が強くなった4以降の作品を除けば、バイオハザードシリーズの中で最も売れている。
バイオハザード2 (1998, PS):
2015年にバイオハザード2のリメイクがアナウンスされて以来、一切音沙汰がなくファンから不安視されていた本作だが、本日満を持しての正式発表だ。そして、『バイオハザード RE:2』は単に現代の技術でバイオハザード2を再現した作品ではない。バイオハザード2を原典をしながらも、キャラクターや世界観、ゲームシステム、そしてシナリオに至るまで再構築しなおした、まさに"新作"である。
本作の主役であるレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドは、シリーズを代表する人気キャラだ。シリーズ後期ではバイオテロに立ち向かうレジスタンスとして最強のエージェントに成長してしまう彼らだが、2の時点ではまだ新米警官とただの女子大生だ。まるで一般人のようにオーラのない本作のレオンを見て、4以降のクールなレオンのファンからすればがっかりだろう。しかし、彼のその頼りない姿からは、開発の"サバイバルホラー"というジャンルへ挑戦する意欲が感じられる。わけも分からず事件に巻き込まれていく貧弱な主人公なしに、ホラーゲームは成立しないのだ。
本作の開発エンジンには、バイオハザード7やデビルメイクライ5と同様にフォトリアルな映像に定評があるREエンジンを採用。グロテスクなクリーチャーが蠢く恐怖の世界を、繊細に美しく描く。シリーズの中でもとりわけインパクトのあるリッカーや量産型タイラント、そしてGがどのような形で新化するのか楽しみだ。
ちなみに僕は大のバイオファンだが、本作のプレイ映像を見たときにレオンの動きに何か既視感を感じた。これは完全に想像だが、巷で『幻のバイオ4』と呼ばれるバイオハザード4のプロトタイプ(未発売)の要素が、ところどころに取り入れられているようだ。これは一種のファンサービスなのか、それとも単に昔の開発資源を有効活用したのかは不明だ。
幻のバイオハザード4(プロトタイプ):
昨年の1月に発売したバイオハザード7では、久しぶりの正規ナンバリングでのホラー路線に皆が衝撃を受けた。一方で、作品性が従来とは大きく異なり、さらに一人称視点であることから、完成度の高さとは裏腹にすべてのファンに受け入れられたわけではなかった。
最新作『バイオハザード RE:2』では、真の意味での原点回帰のバイオハザードが楽しめそうだ。新規のプレイヤーも、原作2をプレイ済みのファンも、まとめて恐怖のどん底に突き落とすバイオハザードの過去と未来がここにあることを願う。
あ、アウトブレイクの最新作はいつまでも待ち続けるので、よろしくお願いします、カプコンさん。
※追記:動画を載せるのを忘れていました。